指輪のこと

昨日、帰りの電車での事。
ドア近く手すりに、お疲れなのか背中が少し丸くなった方が寄っかかっておられた。
髪が黒かったので振り向いてお若かったら・・・と思いながら方をたたいた。
席をお譲りしたらこちらは白髪頭なのでちょっと恐縮されたご様子。
しばらくして、前に立っている私の指をさして「あら、その指輪、私のと同じですね。」と。
見るとその方の指輪とお揃い。
一文字のダイヤの指輪、定番のデザインだから珍しくもないんだけど。
「子どもが喜寿のお祝いでプレゼントしてくれたんですよ。」
私のは、先日実家に行ったときに「私だと思って身に付けてなさい。」と母が若い頃身に着けていたものをもらったのだ。
その事をお話したら「子どもからと、親御さんからとね。」とおしゃって途中の駅で下車されて行った。
ちょっとしたご縁でした。